築城者や主な城主、築城時期や戦歴など不明です。玉野市の城はこういった城が多いです。
ただ、土塁や切岸、曲輪面はしっかりと造られているので、室町後期の城でしょうか。
駿河山城跡を訪れた後、近隣となる見能城跡を訪問しました。
麓からの車道が城跡がある横を通っているのですが、車を停める場所はありません。徒歩かバイク等での訪問になります。
Google Mapを見ると、車道の脇から草むらが切れて入れそうな箇所があります。そこから山道に入れます。
少し歩くと熊の檻が設置されていました。県北の山城跡を訪れる際には度々見かけましたが、県南では見かけることが無かったので少々驚きました。
檻の右側を避けて歩き、暫く雑木の中を歩くと主郭に到着です。単郭なのでシンプルな造りですが、ちゃんと整地されていて土塁も高めです。
主郭内は雑木が茂っており、正に未整備といったところですが、奥まで進んだところで、曲輪内に土塁があることに気が付きました。
曲輪の中心に向けて約1m程度と短いですが土塁が伸びています。土塁が周囲ではなく、内側へ造られているのは初めて見ました。
虎口でもないですし、何故でしょうね?
短いくせに側面に石積みまで入っていて良く判りません。
暫くすると上空にカラスが集まってきて増え続けるため、小心者の私は撤退を決断しました。
<見能城遠景> 山塊の中腹に南東へ突き出た部分があり、ここに見能城跡がある。 |
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<森のクマさんのお家> 車道から細い山道に入ったところに。 クマさんいるんだ。ちょっと緊張する。(笑) いや、ウリボウさんのお家だろうか。表札が無いので判らない。(^^;) |
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<主郭> クマさんのお家の横を抜けて暫く雑木を潜るとすぐに到達。雑木は多め。 主郭はおよそ20m×30mといったところ。 |
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<主郭の南西側の土塁> 主郭南西辺に沿って土塁が築かれている。 この裏に南端に狭い平坦面がある。 |
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<内側へ伸びる土塁> 何故、南東辺に沿って土塁が築かれているわけではなく、内側へ向けて石積みまで組み込んだ短い土塁が造られているのかは不明。 |
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<南東側の切岸> 約3m~4m程度の高さの切岸。 |
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<北東側の帯曲輪> 主郭下に帯曲輪が北西に向けて伸びている。 |
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