旧川上町の中心であった地頭の集落の直ぐ東側にある小山が城跡です。地頭という地名からも判るように室町時代の地頭職の居館があった場所(堀ノ内遺跡)があり、国吉城の支城として、この集落を守る役目を担っていたと思われます。
川上郷土資料館やマンガ絵ぶた館の裏山になります。県道313号線から地頭集落へ入るバイパス道路が整備された際に山の一部が削られてしまい、北側の堀切が1条失われました。
ただ、そこに階段が設けられましたので、城跡に簡単に登ることが出来るようになりました。
主郭は北東から南西へと細長い曲輪となっており、北側に1条、南側に2条の堀切が残っています。
(主郭部の幅は広いところで約10m前後、狭いところで6〜7mというところでしょうか。)
ここから吉備川上ふれあい漫画美術館や地頭商店街など、地頭の長閑な町並みを一望することが出来ます。
また視界を右手遠方に伸ばすと、本城である国吉城が望めます。
<小社森城遠景> 画像の左端に見える階段を使って山上の神社のところまで簡単に登ることが出来る。 私が子供の頃は、手前の道路(地頭バイパス)が存在せず、山がもう少しだけ北側(手前)に続いていおり、堀切が1条存在していた。 |
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<城跡に隣接する金毘羅神社> 北面の階段を登るとここに至る。写真右側のところから城跡へと続く。 金比羅神社は昭和38年11月に再建された木造瓦葺のもので、祭神大物主命を祀る。 |
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<北側の堀切> 北側から登ると、主郭の手前にある堀切。 |
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<主郭> 細長い形をしている。雑木もあって全体の姿を把握しにくい。 ただ、ここから地頭の街並みを一望できる。 |
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<南側の堀切> |
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